1.パソコンの電源は毎日落としましょう
パソコンを毎日使われる方の中には、仕事が終わっても電源を落とさずに、ずっとスリープの方もおられます(以前の職場でも1名いました)。パソコンの電源は切れていませんので、内部が高温を保ったままになったり、要らないデーターが積み重ねられて動作が重くなったりします。もちろん、電源ユニットにも負担が掛かるので、寿命にも影響してきます。パソコンを立ち上げる時に使う電力は知れてますし、起動する時間もSSD搭載のパソコンでしたら知れています。
パソコンを長時間使わない時は、電源をシャットダウンしましょう。
2.パソコンの寿命はおよそ5年?
パソコンの寿命はおよそ5年と言われていますが、2年で壊れてしまう事や10年使えてしまう事もあります。まず壊れる箇所ですが、ハードディスクなどのストレージ類が一番多いと言われています(駆動部が有るのが原因)。またノートパソコンの場合は、液晶パネルのバックライトが切れてしまう事も多いようです。これらが壊れてしまいますと修理費も掛かるので、買い替えとなってしまうケースが多いようです。
では、パソコンを長持ちさせるためには、どんな対策があるか考えてみましょう。
- 濡れた手で触ったり、液体をこぼさない(これは当然ですね)
- 高温多湿に気をつけるとともに、ノートPCは特に温度の急変も注意が必要(結露の恐れがあるので)です
- こまめに通気孔のホコリは掃除する(ファンによる通気を良くするため)
- 衝撃を与えない
- 長時間使わない時は、スリープではなく電源をシャットダウンする
3.液晶ディスプレイ(モニター)の種類
パソコンの液晶ディスプレイですが、「ノングレア(非光沢)液晶」と「光沢(グレア)液晶」の2種類があります。以前はノングレア液晶が主流でしたが、最近では光沢液晶の方が多く見られます。
ノングレア液晶の特徴
液晶画面の表面はマットな質感になっており、発色やコントラストは光沢液晶より少し劣ります。ただし蛍光灯や外光、自分の姿や背景の映り込みが少ないため、目が疲れにくいのと表面に傷がつきにくいのが大きな長所です。パソコンでExcelやWordなどを仕事などで長時間使う人には、こちらの方がオススメです。
光沢液晶の特徴
液晶画面の表面は光沢があり、鮮やかな発色と高いコントラストがノングレア液晶より優れています。その反面、自分の姿、背景などの映り込みも多く蛍光灯などの光も反射しやすいので、目への負担は大きくなります。また表面に傷がつきやすく、付いた傷も目立ちやすいのが短所です。どちらかと言えば、静止画や動画を見たりすることが多い人向けです。
4.マウスについて
パソコンの操作に欠かせない「マウス」について、今回は書いてみます。
マウスの種類は大きく分けて、「有線マウス(コード付)」と「ワイヤレスマウス(コードなし)」に分かれます(ワイヤレスマウスは、「無線接続」と「Bluetooth接続」があります。
(1)有線マウスの特徴
有線マウスのメリットとしては、「電源がいらない・電波障害の影響がない・USBの形状さえ合えば複数のPCで利用可能・軽い」などが挙げられます。デメリットとしては、「コードが邪魔・USBコネクタの形状が違うと使えない・コードの長さの範囲でしか使えない」などが挙げられます。
(2)コードレスマウスの特徴
ワイヤレスマウスの中でも一番普及しているタイプが無線マウスですが、レシーバー(受信機)をUSBに差し込んで使います。メリットとして「コードがない・PCから少し離れていても使える」、デメリットとしては「電池切れすると使えない・電池が入るので重い・電波状況によって使えない」などが挙げられます。
「Bluetooth接続」 のマウスについては、無線マウスのメリットに加えて「USBコネクタを使わない・設定すれば複数のPCで使用可」のメリットがあります。無線マウスのデメリットに加えて「Bluetooth対応のPCでしか使えない」などが挙げられます。
マウスはパソコンにとって大切な入力デバイスですので、使用状況に合って快適に使えるものを選びたいです。
5.CPUについて
パソコンの演算を行う心臓部「CPU」とは、キーボードやマウスからの入力、またSSD、ハードディスクなど記憶デバイス(データー等を記録する機械)からのデータを受け取って、演算したり各デバイスの制御を行うパソコンの頭脳みたいなものです。Central Processing Unitの略で「プロセッサー」とも呼ばれています。「CPU」の能力が低いと演算が追いつかないので、動作が遅くなったり、フリーズしてしまいます。「CPU」の能力を表す数値は、「コア数」とクロック周波数を表す「Hz(ヘルツ)」という単位で表示されていますが、一般的に数値が高いものほど演算能力も高いです。
6.メモリーについて
「メモリー」は、パソコンのデーターを一時的に記憶を担当する部品で、作業スペースみたいな役割をしています。容量が小さいと空きスペースが出来るまで作業が中断しますので、大きな容量を持っている「メモリー」の方がパソコンも快適に動きます。 能力は容量を表す「GB(ギガバイト)」で表示されていますが、数値の高いもののほうが容量も多いです。 上記の「CPU」と共に「メモリー」はパソコンの性能を大きく左右します。写真や動画を見たりする方には、8GB以上の物をオススメします。
7.USB2.0とUSB 3.0の違いについて
データ転送速度については、USB2.0が最大480Mbpsに対してUSB3.0は最大5Gbpsと、USB3.0の方が転送速度が速くなります(数値上は10倍以上も開きがあります)。
USBを電源とする周辺機器などへの電力供給量の違い、USB2.0の500mAに対してUSB3.0は900mAと、400mAもUSB3.0の方が容量も多くなっています。
どちらも互換性はありますが、USB3.0をUSB2.0規格のポートに接続した場合は、USB2.0の転送速度・電力供給量が最大になりますので、ご注意ください。
8.httpとhttpsの違いについて
WEBページのアドレスでは先頭に、「http」か「https」が使われていますね。
「http」は暗号化されていない通信のため、第三者に傍受されてしまった場合には通信の内容が知られてしまう恐れがあります。「https」は暗号化されている通信ですので、安全性が高いといえるでしょう。最近では暗号化された「https」が主流です。
9.メールのCCとBCCの違い NEW
社内やグループ内など、複数の人にメールを送信したい時には、通常の宛先「TO」の他に「CC」や「BCC」を使いますが、その違いについては下記のようになりますので、宛先によって使い分けましょう。
1.「CC」に記入したメールアドレスは、送信者以外には表示されます
2.「BCC」に記入したメールアドレスは、送信者以外には表示されません